Lyric

あの日の御伽噺

小さい島大きな橋

何も変わりはない

あいつも親になったり

月日が落ちる

杜桜の間でだべる

黒ベンにいきゃ誰かに会える

おれより先にお前家にいる

育った島俺もその一部

家で野球して時計を割った

冷蔵庫開けて怒られるたから

俺らの階の非常階段

痰のシミが異常に汚いなあ

ZX向かうあの子の家

ベランダ越しに顔見るため

タバコ理由で外出てだべる毎度

誕生日顔面豆腐にマヨ

よくしたろ

集う港

また明日も

バイトみたいに飛んで揺れる水面

月がミラーボールの代わり

思い出すたまに

あの日の御伽噺

小さい島大きな橋

何も変わりはない

あいつは親になったり

月日が落ちる

そしてまた昇り廻る

ビル潰れて立つ次のビル

いまだに味が苦いビール

あの日のまま今も生きる

見えないけど輝いてた未来

やりたいことは まぁ別にない

流れでしてた野球

坊主にしないから声がかからなかった試合

今出たって口だけだ

もうおるって言うたがホントは居ない

時間過ぎてきたLINE「間に合いそう」

えべっさんが地元の雷門

夏には芦屋の祭り

花火 可愛いあの子とみる埋立地

秋は校舎忍び込み

真っ暗中ダチとランニング

冬は潮風でかじかんだ手

温める軍手が手袋の代わり

桜を眺めてたのに

何故かあの春は青い

何気ない 日々も終わり

通った学校の名前も変わる

あの野球チームもなくなる

辛いときにそばにいてくれた

ギンタも居なくなったから入れたタトゥー

童の心なくなるはずない

今も聞こえてくるまるで

あの日の御伽噺

小さい島大きな橋

何も変わりはない

あいつは親になったり

月日が落ちる

そしてまた昇り廻る

ビル潰れて立つ次のビル

いまだに味が苦いビール

あの日のまま俺は生きる