歌詞

卒業文集に書いた将来の夢は

新聞の切り抜きの丸写しでした

一晩中語り合った夢でさえも

適当に取り繕ったのです

なんとなく就職結婚しました

弾けないギターはもうとうに諦めました

バイクも降りました酒も罷めました

悪いな 嫁はんが厳しいのです

俺にもそんな時期あったわと

引退ＯＢを気取って

昔の俺を見てるようだと

呑み会で云ってる方が楽なのです

大体そういうお前は一体何をやってる

お前のロックは土日だけだったのか

夢を持てと偉そうに云ってるけれど

笑わせんなよ 何もしなかったくせに

ロックで世界変えるとか

確かあんたそう云ったっけな

SNSに上げた且つての自分は

気付けばもう十年前の写真です

青春だったなと云うと我が子が一言

「それならパパはどうして罷めたの？」

若気の至り 中二病

便利な言葉で片づけて

二次会のカラオケ辺りで

ちやほやされてりゃ満足だったのです

大体そういうお前は一体何をやってる

お前のロックは土日だけだったのか

思い出作りのライブ活動ならば

俺の払ったチケ代耳揃えて返せ

アイドルになりてえだとか

俺の聴き間違いだったんかな

大体そういうお前は一体何をやってる

お前のロックは土日だけだったのか

夢を持てと偉そうに云ってるけれど

笑わせんなよ 何もしなかったくせに

ロックで世界変えるとか

アイドルになりてえだとか

云ったらそいつを徹底的に貫けよ

確かあんたそう云ったっけな