Lyric

「また明日ね」って手を振った

またひとりきりになった

帰り道 靴の音だけ響いてるのに

今日はなぜかさみしくなかった

夕焼けがきれいだった

それだけで少しだけ

救われたような気がした

君の声が残ってる 今でも

イヤホン 片方だけ耳に入れた

放課後 まだ明るい

誰かと歩いてなくても平気だった

夕焼けの光が なんだか優しくて

「このまま変わらなくていい」って

ほんの少しだけ思ってしまった

公園のブランコが揺れてた

誰もいないのに 揺れてた

わたしの気持ちも きっと

誰にも気づかれずに動いてる

「なんでもない」っていつも言うけど

ほんとは誰かに見つけてほしかった

君がそれに気づかなくても

わたしはちゃんと覚えてるよ

放課後 まだ明るい

好きって言葉じゃ足りなかった

時間が止まってほしいと願ったその瞬間

ほんのりと 夏の匂いがして

胸の奥で 何かが始まった気がした