歌詞

冗談ばっかだな、口をついて出る感傷は

「永遠なんて嫌になるな、どうせ誰も気づかないよ」って

「オーライ、そしたらさ、こんな未来を試したいな」

「君が形を願ったなら、僕の心臓差し出すよ」って

包帯ほどいて君の傷口を覗きたい

その血を飲んで真っ暗な地獄巡りも楽しいなんて

身勝手すぎるかな、君が嫌ってしまうんなら

「僕は何を望めばいい？」虫ケラ以下で食い下がった

前は違った、こうやってたのに

前からずっと間違ってたのに

空が青いのだって嘘だった

君がいないなら全部嘘だった

(息しないなら生きてないだろ)

(愛さないなら意味がないだろ)

僕たちは

深い深い深い夜

迷い込んでしまったね

向かい風逆らってたら

ただの盲目の敗者だ

暗い暗い暗い夜

待ちぼうけをくらったね

疑うこと忘れてたら

ただの陳腐な道化だ

(届かないなら生きてないだろ)

(聞こえないなら意味がないだろ)

冗談なんだよな、言葉も届かないなんてさ

胸の疑念が膨らんで、バカみたいな自分が浮き上がる

ああ、もう、真っ黒だ

こんなに汚れた感情で

君を嫌ってしまうなら

始めから全てを消し去りたい

これが痛みか、どうしようもないな

こんなことなら締まっていたかった

気持ちはきっと僕が間違えた

僕がいなけりゃ全部がよかった

僕だけが

深い深い深い夜

迷い込んでしまってた

向かい風逆らうほど

誰も気にしちゃいないのに

暗い暗い暗い夜

何を待って凍えてたろう

見返りばかり期待して

ただの強欲な道化だ

僕が化け物になる前に

僕が化け物になる前に

僕の記憶が続くうちに

僕を遠くへと追いやってよ

(見えてないなら生きてないだろ)

(触れてないなら意味がないだろ)

僕だった

深い深い深い夜

僕はなくなってたんだな

懐かしいすすり泣きは

ただ僕を悼んでいたの

暗い暗い暗い目は

何も映さなくなってた

そりゃそうだ、この体は、

心臓は、君にあげたんだった