歌詞

勘違いしたまま

夢から覚めずに

いまを過ごしていたかったな

機械的に吐くセリフはいつしか

RPGの村人みたいで

いつからだっけな

主人公の名前を

自分にしなくなったのって

恥ずかしいだとか

そんなんじゃないのに

どこか冷めた感情が躊躇わせた

目的不明の損得勘定

してるだけでなにも変わらずに

生きているうちに何者かに

なりたいのは本当かい？

世界を救うことも守ることも

何度だってできたろ

逃げることもやめることも

しなかったのは他でもない君だろ？

コマンドはいつも

たたかう一択で

にげるくらいなら全滅上等で

全力だった

足掻いてもがいた

ゲームの中とか関係なしに

コントローラー握りしめた手は

君がすべてのことを決めていた

ボタン一つ押すのにそんな

迷うのはどうして？

忘れられたセーブデータの中

いくつもの平和が眠っている

埃をかぶってても揺るがない

君がもたらした平穏だ

絶望の淵をさまよっている

希望も未来も見えない窮地

本当は誰より臆病

主人公のその名は……

世界中でたったひとり

君にしかできないクエスト

始めよう

君の名前を持つ

主人公のストーリーを

主人公は君なんだよ

わかってんだろう？

迷ってんなよ！