歌詞

今日も　買い物のかげで

おじさんが　立っている

後ろで腕を組む　その背中に

静けさが　流れてる

目を閉じ　野菜の記憶を

読んでる　師匠のように

見るだけ　裏だけ　手に取って

何も買わずに　戻してる

「ふむ」って　うなずく瞬間に

世界の何かを　悟ったふり

おじさんの生態！

静けさの　向こうへ！

買い物の　海に生きている！

おじさんの生態！

今日も立ってる！

誰にも気づかれずに　光ってる

おじさんの生態！

静けさの　向こうへ！

買い物の　海に生きている！

おじさんの生態！

今日も立ってる！

誰にも気づかれずに　光ってる

ど真ん中で　仁王立ち

動かぬ　正義のかたまり

みんなが曲がって　よけていく

それでも　俺はここにいる

「これ　取って」

「うん」「あれ　戻して」

指示を浴びて　カゴを持つ

心を捨てた　戦士のように

奥さんの　命令がすべて

おじさんの生態！

スーパーの　光へ！

誰も見ない　勇者たち！

おじさんの生態！

今を　生きてる！

静けさの中で　誇りを持って！

おじさんの生態！

スーパーの　光へ！

誰も見ない　勇者たち！

おじさんの生態！

今を　生きてる！

静けさの中で　誇りを持って！

カップ麺を　取って　裏見て　戻す

また取って　また戻す

何を　ためらう　その手さばき

まるで　人生の　無限ループ

遅く　進んで　邪魔になる

曲がるのかと　思えば戻る

その動き　誰も読めない

世界のリズムを　くずしてく

動く　止まる　曲がる　下がる

神様でも　読めない道

誰かの　イライラで生まれる

それが　おじさんのプログレだ

おじさんの生態！

すべての動線へ！

曲がりくねっても　美しい！

おじさんの生態！

俺たちの　生きざま！

スーパーの中で　光ってる！

おじさんの生態！

スーパーの　光へ！

誰も見ない　勇者たち！

おじさんの生態！

今を　生きてる！

静けさの中で　誇りを持って！

「よし　たたかいにもどるか」

「おつかれさまでした〜」