黄昏の獅子から (feat. 重音テト)のジャケット写真

歌詞

黄昏の獅子から (feat. 重音テト)

イナナキ

離れないで 離れないで

その背中を 息切らして追いかけてた

揺れるカーテン 手をかざして

背丈の羽を映してはからかい合う でも

気づいていた 傷みたいな

甘い意識を知って

握りすぎた 時間がほら

へこんじゃっていくみたい

それでもまだ 聞かせてほしい

その答えは知ってるのに 足りてないよ

あなたがつく嘘も 合うと逸れる瞳も

無い嫌いを数えて 教えてあげるから

「知らない」ととぼけても 忘れてはあげないよ

眉根寄せるあなたの 仕草を真似る

些細な風 なびいただけ

少し折れて 壁の針はすれ違ってく

繰り返して またはじまる

取り残された言葉たちの知らんぷり だから

叶えていた 約束はさ

ここにあったのにね

見つけていた 明日たちは

昨日になっちゃうみたい

どこへ行けばいいか わからず見上げた目印

あの日と同じ星を探し指差した

ああ 月の輪郭と薬指重ねて

仮物のベゼルは どこまで行けるかな

腫れていく瞼の 栓をひねり放すように

下ろした左手は頬をつねるため

"失うくらいならと初めから全部諦めてきた"

"誰にも嫌われたくないから一人生きようとした"

似ていたんだね そうやって二人して

逃げ合った行き止まりの交差点

未来はいらない ただお願い

この時を壊してほしくて

あなたのように 強い獅子には

どうしてもなれなさそうで

触れ確かめていたい 息をしたい

歩いていたい左隣 それなのに

ばか

ねえ あなたは今でも まだそこにいるんでしょ?

どんなに隠れていても 見つけてあげるから

晴れていく瞼と 千の昨日を結ぶように

羽を解く右手で頬を撫でる

あなたがつく嘘も 合うと逸れる瞳も

無い嫌いを数えて 教えてあげるから

「知らない」ととぼけても 忘れてはあげないよ

眉根寄せるあなたの仕草を真似る

  • 作詞

    イナナキ

  • 作曲

    イナナキ

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