Lyric

足を止めた 日々の最中

明日を探す 透明の地図

夢見心地の 8月の夜

不意に風が吹き込む

ここには何もないけど

僕らまた

憧れて足を踏み入れるレプリカの街

散々だった日々の途中で

カーテンコール聞いた気がした

埃被ったこのステレオが鳴りたがっている

散々聞いたマジカルナンバー

僕らは同じ曲の中

揺れる 夏の夜とネオン

目眩くミラーボールで

ずっと鳴り止むことを知らないハート

夢の続きはダンスフロアで

夜が明けるまで

誰かの声 耳を貸さず

鏡の中問いかけている

あの閃き あの喝采 せめてもう一度

ステレオ響かせる夜を塗り替え

いつの間にか数え始める

カウントダウン

一つふたつ無駄にした

夢は今も生きたまま

真夜中のラジオから

聞こえたあの曲

鼓動に従う 体が刻み出す

ほのかに赤らんだ 日の出がまた夜を譲る

淡く揺れる陽炎

少年の夢はテレビ越しのTVスター

錆びつくメロディ不確かな鼻歌

そこにあの日の僕はいた

踊れないまだ踊りたい

カーテンコールは鳴り止まない

僕はまだまだここにいたい

一人もがく日々の中

僕は今も夢の中

誰か語る幸福論も

聞き入れる必要はない

七色の光が降る

迷う日々も 揺れる夜も

ダンスフロア 回る記憶

僕は今も 僕らいつか

散々だった日々の途中で

確かに聞いたカーテンコール

僕が磨いたこのステレオが鳴りたがっている

散々聞いたマジカルナンバー

確かな声で歌い出す

揺れる 夏の夜とネオン

目眩くミラーボールで

ずっと鳴り止むことを知らないビート

夢の続きをこの瞬間

夜が明けるまで

何千回も思い描いて

何千回も足を止めて

ステージに立って心踊って

ステップを踏んで僕ら回って

TVスターを夢見た少年

何年先も消えない光線

夏のネオンが揺れる夜

眠らない街

僕ら今日もまた 繰り返して

描いた明日を胸に抱いて

今日の自分を讃え歌う

揺れる体 夢の中で