歌詞

朽ちた渡し場

渡し守は言った――渡し賃は記憶だ、と。

Pay with memory

古い舟　鎖の音

水面の皺に　顔が揺れる

一つ手放す　幼い歌

代わりに闇が　優しくなる

思い出たちは　羽のように

濡れれば重く　沈むだけ

払うよ　記憶で　この夜を越えるため

Pay with memory, pay with memory

残った心で　あなたを運ぶ

Pay with memory

舟底に　星が落ちた

拾えば冷たい　名もなき光

渡し守は　笑って言う

「帰りの分は　夢で払え」

忘れることは　救いにも

呪いにもなる　だから今は

払うよ　記憶で…

岸に着いた　名前を一つ　忘れていた

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ダークエルフの“北行”を辿る8章の物語音楽。ダークで不気味、でもチル。夜更けの集中・執筆・ゲーム・散歩のお供に。

Story Sound-notes
ダークで少し不思議、でも耳あたりはチル。ローファイ／ヒップホップ／ジャズのエッセンスを少しだけ織り込み、読書・勉強・作業・休憩に寄り添うサウンドをお届けします。童話や旅人、魔女、古書、霧の森……そんな“情景”から生まれた曲や、物語をなぞるプレイリストも公開中。
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