歌詞

誰かの愛で生きる

会議室の端っこで　背中まるめた先輩が

PCの数字睨んで　昼メシもろくに食べてない

「結果がすべてだろ」って　誰かの声にうなずいて

冷めたパスタを　流し込んでた

締切とプレッシャーに　溺れてく

（誰にも頼れないって　思い込んで）

優しさなんて　持ち歩く余裕もない

（自分すら見失ってた）

コピー機の前で　目こすってる同僚

「平気」って笑ってたけど　寝てないのバレバレで

気づいてたのに　なんも言えなかった

自分のタスクで　いっぱいいっぱいだった

「誰かを想う」とか　きれいごとだって

（思ってた　そんな余裕ないし）

けど　それってたぶん

（まず自分を大切にできてないだけ）

「今日はもう帰ろう」って　誰かが言ったとき

なんかちょっと　救われた気がした

張りつめた空気じゃ　人に優しくなんてできない

息を吐ける場所がいるんだ

ああ　そういうことだったんだ

（心がスカスカなままじゃ）

たぶん　誰にも　優しくできない

（自分すら愛せない）

鏡の前　ぼーっと立って

「今日なにしてたっけ」って自問自答

ムリしてたことに　やっと気づいた

ちゃんと休んでも　誰も責めたりしない

今日は早く帰っていい

（心にブレーキかけるのも　必要だろ）

ちょっとでも余裕があれば

（周りのSOSに　気づけるかもしれない）

コーヒーいれて　一息ついた

（その一杯が　誰かを救うこともある）

かっこつけなくていい

（ありのままが　いちばん優しい）

比べなくていい　勝たなくていい

（ほんとに強い人ってさ）

自分にも　他人にも

（無理させない人なんだと思う）

今ならちょっとわかる気がする

（誰かの愛で生きるって）

まずは　自分を大切にしてみる

（それがきっと　誰かを愛すってこと）

ほんの少しの心の余裕が

誰かに優しくできる余白になるんだ