Lyric

狭かった街をすぐに出よう

根を張った景色を忘れるだけさ

片手鞄に収まるだけの

ガラクタだけが僕の全てなのさ

窓の露には朝日が滲む

強がったままで痛みは続く

いずれ何処かで燃え滓になる

手紙は何故か僕を運んでゆく

衛星写真は白くなる

また明日と予報士は終わりを告げる

今年の冬は寒くなる

だから病気なんかに気をつけて

今年の冬は帰らない

だけどそっと元気で居ておくれ

いつか会えるその日を待っている

砕けた返事と夕日は沈む

微睡む時間もないばかり

不味い夕げにうんざりしても

自分の事にどうにも思えない

明日の予報も白くなる

また今夜も JPCZ が掛かる

今年の冬は雪が降る

子供の頃夢見た白い朝

今年の冬は帰らない

未だ見えぬ景色を求めてる

僕を遠い故郷でからかって

今年の冬は寒くなる

いつもいつも寒いとは思うけど

今年の冬も帰れない

未だ見えぬ景色の輪郭を

思い出せぬ僕を許してくれ

だけどずっと元気で居ておくれ

いつか会えるその日を待っている