Lyric

叶わない恋だったから

初めての接吻は

名前しか知らないような人

それでも少し心地よかったの

どこまでも貴方を好きだった

些細なことが始まりで

愛してるなんて言えなかったから

いつまでも幼いままの私

変わり映えのない街並みと

苦い香水の匂いが

混ざるそんな頃に

さよなら私の恋　もう泣かないで

光る思い出たちが　雨を抱いたなら

最愛はただ貴方のためだけだった

それすらもう、いらないのね

もう行かなきゃと伝えた時

引き止めてくれない優しさが

悲しくて涙を堪えていた

それでも愛が消える音はしなくて

いつかは貴方の手が

私に触れる日が来る

そう思っていたの

あなたを見送る目がただ私の

一つの強がりだったのに涙で

静寂の中絶え間なく広がる愛の

形がもうわからなくなって

佇む街は今日も雨

泡沫の空　夢見がちな私も

連れ去って消えて仕舞えば

あの人がくれたその　言葉が嘘でも

裏切るなんてことしたくなかった

私の全てはただ一人のために

あるから誰も触れないで

さよなら私の恋　もう泣かないで

光る思い出たちが　雨を抱いたなら

最愛はただ貴方のためだけだから

私のこと、忘れないで

思い出にまた揺られ　感じたのは

足が竦むような深い優しさで

貴方が私の初めての恋でした

さよなら、またどこかで、貴方。