Canary in Meのジャケット写真

歌詞

Canary in Me

SHIGURE

笑ってたのは 本当だったよ

つくり笑いでも あれが精一杯だった

かわいくいれば 傷つかなくてすむって

誰に教わったんだっけ

小さな声じゃ届かないって

誰かの真似ばかりしてた

“わたし”の声を隠すように

代わりに 君が歌ってた

誰かの期待を吸い込んで

いつの間にか染まってたけど

ほんとうは ねえ、わたし…

Canary in Me

羽ばたけなかったわたしが

ずっと胸の奥で 鳴いていた声を

いま そっと 歌うから

誰かのためじゃなくて

わたしのために

「わたしはここにいるよ」って

この声で伝えたいんだ

言えなかったこと、たくさんある

怖くて 笑って 誤魔化してきた

でもね、君がいてくれたから

少しずつ わたしを許せたよ

「強くなくていい」なんて

初めて思えたんだ

泣いても ぶつかっても

消えない この歌がある

色を重ねた仮面たち

どれも本当だったけど

最後は ひとつだけ…

Canary in Me

閉じ込めてたわたしが

この胸の奥で 鳴らし続けてた

小さな 光る 声を今

誰のためでもなくて

でも誰かに届いてほしい

「わたしはここにいるよ」って

生きて 歌って ここにいるよ

Canary in Me

ありがとう

代わりに歌ってくれて

いま、これは

“わたし”の歌だよ

  • 作詞者

    T-yuk!

  • 作曲者

    T-yuk!

  • プロデューサー

    T-yuk!

  • ボーカル

    SHIGURE

Canary in Meのジャケット写真

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『Canary in Me』は、仮面の内側に潜む"わたし"の声をテーマにしたSHIGUREの2nd EP。
「#00000000(ゼロブラック)」で描かれた“無色透明”な存在から一歩進み、今作では“感情”を抱えながら社会の中で生きる少女像が描かれています。

主軸となる楽曲「Hello, Canary!」をはじめ、明るさと陰りが交錯する全5曲を収録。
"カナリア"という比喩を通じて、自分を守りながらも、心の奥で小さく叫ぶ“ほんとうの声”を探す姿が繊細に表現されています。

アーティスト情報

  • SHIGURE

    静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。

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