LIFEのジャケット写真

歌詞

不可思議 (feat. 初音ミク)

ENEGAI

「あの子が死んだ」

電車に乗る直前の通知

読めるはずの文字列が

何故か異世界の文字のように見えた

なんでだろう、読めないな

ドアの開閉音

車輪が軋む音

ホームの喧騒

缶ジュースの炭酸

カラスの甲高い声

新しいアスファルトと

タイヤの摩擦音

何もかもが頭に響く

響くんだよ

空になったビール瓶のように

響くんだよ

「黄色い線までお下がりください」

と流れるアナウンス

一歩後退る

あぁ、この世の理から逃げたい

あの子は逃げられたのかな

いや、立ち向かったのかも

ボクより立派に

人生してたんだろうな

空が少し晴れようとした時

何かが横切り落下した

不可思議な世界で生きてる

不可思議な世界で生きてる

不可思議な世界だ

不可思議な世界で生きてる

不可思議な世界で生きてる

不可思議な世界で生きる

突然のことに息を呑んだ

だって目の前で人が飛び込むんだぜ

そりゃ息を呑むよな

嫌な音が頭を支配する

あー遅刻しちまうよ

って仕事のこと考えちまった

命が一つ無くなったのに

ボクはおかしくなっちゃったよ

あの子が死んだ

あの時のボクも死んだ

「そんなこともあったな」と

駅のホームで思い出した

3年前のあの日

  • 作詞者

    ENEGAI

  • 作曲者

    ENEGAI

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