ベランダ 取り込んだタオルから
太陽とあいつの匂い
そういやそんなこともあった
吸いこむ風が苦い
突き落とされた沼の中から
笑って見てる腕掴んで
ドロドロに汚したの私だ
そんなこと思い出した
眠れない熱帯夜
忘れたい劣等感
確かめたい
あれやこれや浮かんで
きっとこのまま
終わってしまうんだろう
カーテンの向こう
朝日に問いかける
見慣れた背中呼び止めれば
遠ざかるセミの声
そういや今日は夕方から
天気が荒れるらしい
メロディアスなJ-POPの
揺れ動くBPM
覚えきれない楽譜たたんで
もっと時間があったらいいのにと
つぶやく真意
気づかないのは何故
雷鳴に耳を塞いで
あなたの声に目を閉じる
虚ろな夢の続きなんて
知らなくてもいいと笑うよ
木陰で乾きを潤して
純情のペダルを漕ぎ出した
いつかの夏を迎えに行こう
持ってくればいいよ 何でも
いつだってあっという間だ
かき集めても足りないんだ
突っ込んだバケツの花火は
もう遊んじゃくれないかな
冷房に喉をやられて
あいつの言葉に踊らされ
惨めな夏ならもう二度と
やってこなければと思うよ
崩れた化粧に気を取られ
乗り越した電車を折り返す
こんな夏だしもう一度
あなたに会いたいと唄うよ
雷鳴に耳を塞いで
あなたの声に目を閉じる
虚ろな夢の続きなんて
知らなくてもいいと笑うよ
木陰で乾きを潤して
純情のペダルを漕ぎ出した
いつかの夏を迎えに行こう
持ってくればいいよ 何でも
やってくればいいよ いつでも
次の夏もまた遊ぼ
- 作詞
香取さとり
- 作曲
香取さとり
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香取さとりと神の如し
2023年3月リリース、バンド「香取さとりと神の如し」の3rd Album。バンド結成前から存在した曲から最新ロックバラードまで6曲を収録。
アーティスト情報
香取さとりと神の如し
2015年、シンガーソングライター香取さとりを中心に結成したウクレレ3ピースバンド。東京・国分寺を拠点に主に東京都内でライブ活動をしながら、メンバー2名の故郷である福島県内での音楽イベントにも積極的に出演している。 ウクレレの優しい音色と心地よいリズムが作る耳なじみの良いサウンドとは裏腹に、真っ正面からリスナーに問いかける歌詞の鋭さが特徴。 2023年3月発売の3rdアルバム『生き物』では、サウンドプロデューサーとして遠藤ナオキ氏(作編曲家)が参画。コロナ禍でのライブ活動で磨き上げられた6曲で全国的なブレイクを狙う。
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Shungiku Records