I wonderのジャケット写真

歌詞

旅人

山田喜大

今日を生き抜いた代わりに

大切にしていた 何かを失くして

裏切りと同情の隙間で

言葉さえ巧けりゃ

それなりにできた

西日の空が反省をうながす

このままでいいのか

どこまで行けるのか

うらら うらら

風に吹かれてさ

止まらない思考のスピード

若干 ゆるめて

うらら うらら

春はうららかに

まじわれなくてもいい

一人で さすらってみよう

小手先で生きる代わりに

大切にしていた 自分を忘れて

寂しさを言い訳にすれば

ある程度なら

孤独はまぎれた

過去(むかし)の自分を想ってみる

とても健やかで

いつも もがいていた

うらら うらら

雨に打たれてさ

余計なもの流し去って

もう一度、生まれる

うらら うらら

春が嫌いでも

愛するために冬の夜、

凍えてきたんだろう?

うらら うらら

風に吹かれてさ

逃げ出しても 投げ出しても

最後は 君次第

うらら うらら

春はうららかに

まじわれなくてもいい

一人でさすらってみよう

変わりゆく季節の

空たち

微笑んでるよ

  • 作詞者

    山田喜大

  • 作曲者

    山田喜大

  • プロデューサー

    山田喜大

  • ボーカル

    山田喜大

  • ソングライター

    山田喜大

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ピアノ弾き語りの音楽家・山田喜大による新たな物語が、ここに紡がれる——
『I Rise』に続く三部作の第二章、『I wonder』がついにリリース。

今作では、「夢と現実」「記憶と忘却」をめぐる静かな問いかけを軸に、過去に書かれた曲や映画・ドラマのための楽曲が新たな息吹を得て並びます。
収録曲「旅人(さすらい)」「City Stories」では都市の孤独とささやかな希望が交差し、「美しい君について」では映画『かわし』の主題歌として、人とのつながりの儚さを綴ります。YouTubeドラマ挿入歌「夢のなか」は、夢の中にしか触れられない感情を優しくすくい上げるような一曲。

ポップなサウンドアレンジを交えながらも、芯にあるのはあくまで“声”と“ピアノ”——
ふとした瞬間に心を深く揺らす、山田喜大の音楽の真骨頂がここにあります。

アーティスト情報

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