花の名は過去のジャケット写真

歌詞

ノスタルジアに殺されるんじゃない

チルレニカ

最善になった、上手く生きれてた

戸惑いもあった、恥じらいはどっかで消えた

思い出くらいは、もっと鮮やかに見たかった

濃くし損ねてる、水色に見えてる空

ずっと合わないようなフォーカス

でも多分、気にしてないし

それならで、それなりだ

上手く分からない、すり抜ける「今」

強く握りしめてくれ、持て余すなよ!

ノスタルジアに殺されるんじゃない

いつだって描いてるイメージを

ノスタルジアに殺されるんじゃない

今を祈って歌ってくれ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

言葉にし損ねた苦しさ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

ただの喜びの美しさ

私を作り上げてる全てが、

輝いて出来てる訳じゃない

ああ、握り潰したら淡く薄く光る!

想像はあった、心か頭で分かったつもりだった

「下らない」とどっかで捨てた

強い生活と反比例していくように弱くなるイメージが

私を殺していくようだ

アイデアじゃ動かせないし

「良い」というには物足りないし

それなりで、苦しいや

上手く掴めない、すり抜ける「未来」

強く握りしめなくちゃ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

いつだって描いてるイメージを

ノスタルジアに殺されるんじゃない

今を祈って歌ってくれ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

言葉にし損ねた苦しさ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

ただの喜びの美しさ

私を作り上げてる全てが、

輝いて出来てる訳じゃない

握りつぶしたが、

意味が無く見えた

通り過ぎていく感情と

目に入れた雑音の中で

耐え難い遣る瀬無さを

振り回して生きてるんだ

ノスタルジアに殺されるんじゃない

いつだって描いてるイメージが

ノスタルジアに殺されるんじゃない

完成するまで歌ってくれ!

ノスタルジアに殺されるんじゃない

「あの時は」なんて言うんじゃない

ノスタルジアに殺されるんじゃない

「今も最高」を描いてくれ

誰にも見られないかもしれない

それでも作り上げた私が

ドラマチックじゃない日常の中で

弱く淡く薄く、だが確かに光る!

  • 作詞者

    pleasehitme

  • 作曲者

    pleasehitme

  • プロデューサー

    チルレニカ

  • ギター

    チルレニカ

  • ベースギター

    チルレニカ

  • ドラム

    チルレニカ

  • キーボード

    チルレニカ

  • ボーカル

    チルレニカ

花の名は過去のジャケット写真

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「生活は面倒で美しい」。そんな矛盾を抱えた日常を、詩と音に落とし込む作詞作曲・pleasehitmeと、ボーカル・Chikaの圧倒的な表現力が融合したバンド「チルレニカ」の1stミニアルバム『花の名は過去』がリリース。
劇団パレイド 第7回新人公演でも挿入歌として使用された「帰りたい」「共同生作」を含む、全4曲を収録。

1曲目「帰りたい」は、pleasehitmeとキーボーディスト・yujiのルーツであるschool food punishmentへのオマージュを込めたナンバー。「生活の中で感じる苦しさ」というバンドの根底にあるテーマを色濃く映し出す。歌詞はChikaの感情をもとに綴られ、「一人で生きれる私は、誰の所為にも出来ない私だ」という一節には、pleasehitmeがChikaに対して思っていたことが反映されている。

2曲目「ノスタルジアに殺されるんじゃない」は、過去の美しさと苦しさ、その両方を抱えて生きる人間を讃えるロックナンバー。リフレインされるyujiのピアノフレーズと、ベース・soraのうねるようなベースラインが印象的。ストレートな歌詞と、Chikaのパワフルな歌声が響く1曲。

3曲目「共同生作」は、「共に生きることは共に作ること」をテーマにしたアンダートーンの楽曲。「もう終わらせてもいいや」という一言から始まり、「もう全て面倒くさい」と「でも生きるしかない」の間で揺れる思いを、Chikaの歌声が繊細に描き出す。

4曲目「「歩きたい」は、pleasehitmeが母との死別をきっかけに書いた楽曲。一緒に歩きながら話すことができたら、という想像を起点に、喪失と対話の気持ちが綴られている。ギターとボーカルのみで始まる一番と、バンドサウンドが重なる二番の構成は、感情の開放と日常の美しさを表現している。

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