迷走畦道のジャケット写真

歌詞

迷走畦道

BOND LOST ACT

電車が街をまたがり

僅か感じられた部屋カタンコトンと鳴る

この窓は車窓かも海のうえ入道雲けぶり飛ぶ

寝転んだままで埃光る部屋で

ここと違うどこか見ていた「正しさ」求めてた

トンネルで暗くなり

めんどくさいな足で探す灯り

電球の紐にもう少し

届きそうな届かないような

曖昧な遊び何百年も繰り返したいが

足が攣りそうだからさ

多分やめる

寝返りうつ

急ぐ窓を見てるままさ

最後の駅に着くまでには起きて歯磨いて本当のホームで君を待つよ

今は予行演習かもね窓の外は畦道がリズム刻み流すよ

乾いた笑いが響いたよ妄想

車掌さんは拝見したいチケット

伽藍堂で冷や汗かいたポケット

正座で待たれても何もないよ

見つめる天井は涙で少々歪むけど

抜本的な正解策はないけど

この灯りさえつけられたなら僕は

変わりそうな変わらないような

曖昧な遊び何回も繰り返したいが

足が攣りそうだからさ

多分病める

翳る青春

焦る僕を殴る窓さ

立ち上がれば届きそうさ

たやすいから迷い焦がれた

動き出したら止まらない

日々の中でもがいた僕を笑うな

届きそうで届かないような

曖昧な遊び何回も繰り返したんだ

誰か止めてくれないか

正しい場所は

どこにもなく

急ぐ窓を見てるままさ

不意に思い立ち

立ち上がり紐に手をかけ付けました

すると知らない駅にいました

可能性が畦道の先で手招いて途方に暮れていた

  • 作詞者

    BOND LOST ACT

  • 作曲者

    BOND LOST ACT

迷走畦道のジャケット写真

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    迷走畦道

    BOND LOST ACT

昨年、幼少期を過ごした広島を訪れた際に制作した、広島三部作の完結編。
ひとり寝転がる夕方。部屋の窓は車窓へと変化し、サイケデリックな妄想に取り憑かれる男は、怠惰に足で部屋の灯をつけようと試みる。シューゲイズなギターと霞がかるシンセサイザーが混沌とした脳内を描きだす。

アーティスト情報

  • BOND LOST ACT

    メンバー 龍磨 (vocal, synthesizer, manipulator) 楠蓮 (drums, perc, chorus) 多摩美術大学の同窓生である龍磨と楠蓮で、在学中に前身のバンドを結成。東京出身。 BOND LOST ACT は一貫して街を歩く少年少女が、彼らが体験し得ない、身に覚えのない郷愁、 ノスタルジアに襲われ胸が詰まる瞬間を描いている。 街に突如として現れる「凪いだ」時間。 ハードシンセサイザーで彩られるミニマルなサウンドに短編小説的なリリックを乗せる彼らのライブは、 聴き手をいつの間にか『裏返った世界』へ誘う。 アートスクール出身を生かし、楽曲、MV、その他全てアートワークを彼等のチームで制作。 2022年9月よりライブを開始し、東京都内近郊で精力的に活動中。 2024年1月31日ソニーミュージックより monogatary.com が企画する配信コンピレーションアルバム「READ 01」 にて2曲リリース。

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    BOND LOST ACTの他のリリース

cold summer films, inc.

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