

明かりの消えた賃貸 ベランダの向こう
空に光る尾翼 プロペラ機が
何処を旅して来たの?
はたまた何処かへ行くのかしら
笑ってる君が 寝そべったまま
何処にも行けない僕は 目の前に散らばってる
日常(くらし)にばかり 目を取られたせいで
いつしか儚く 瞬くあの灯りさえ
ピントが合わなくなっていたよ
ホーローマグに木星が浮かんでる
飲み干したカップに木星が浮かんでる
眠り付いた柔らかな白い肌の上に
貼り付いた月明かり
頭の中 色を言葉 綴れないまま
朝を迎えた また相も変わらず
六畳一間 暮らしが 貼りついたまま
気付かない振りする 生活を重ねてゆく程
液晶画面に練り込まれている
ステレオタイプを塗り重ねていつのまにか
暮らしが上手くなるかしら
送電線が夜を切り取ってゆく
区切られた定義 境界線が空を切り取ってゆく
眠りついた穏やかな街を朝焼けが
飲み込んでしまう前に
頭の中 色を言葉 君に溶かすよ
割り切りそうな日も 離さないでおくれ
少しでも近くに 君の傍に
なるべく粋な歌を君に乗せるから
- 作詞者
村上リョーケン
- 作曲者
村上リョーケン

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- ⚫︎
ホーロー
村上リョーケン
- 2
ジグソーパズル
村上リョーケン
- 3
Loop Line
村上リョーケン
- 4
患い出す病
村上リョーケン
- 5
DIECASTOWN
村上リョーケン
- 6
日没する街へ
村上リョーケン
- 7
時の中
村上リョーケン
アーティスト情報
村上リョーケン
シンガーソングライター、唄うたい 京都出身 R&B/ソウル、ヒップホップ、レゲエ等幅広くルーツミュージックを敬愛し、それらに影響を受けた楽曲群を自身はジャパニーズソウルミュージックと銘打っている。 ギター弾き語りというスタイルながら強烈にバックビートを効かせたサウンド、唯一無二の磨き上げられたヴォーカル、視覚的で鮮やかなリリックからアイロニカルでメッセージ性の強いパンチラインまでを表現する詞世界を特徴とする。 18歳でギターを始め、学生時代に村上リョーケンの名義で音楽活動を開始。 在学中にファーストアルバム "Yojohan Romance"を自主制作。 就職で大阪に移り住み、コロナ禍の中書き上げたセカンドアルバム"DIECASTOWN"をリリース。 後に仕事を辞め、車に住む旅のスタイルで日本全国のライブハウスやバー等でライブを行い生計を立てる。 旅の道中に辿り着いた北海道ニセコにて、ミュージックバー(Music Bar MINA MINA)2023/24冬シーズンの常駐シンガーを引き受ける。 店内にてほぼ毎日演奏を行いひと冬の間に受け取ったチップと経験を糧に、同年サードアルバム"奏で音"を製作しリリースする。 現在冬は北海道を拠点にしつつ、春夏秋は全国各地を歌いまわっている。
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