DIECASTOWNのジャケット写真

歌詞

日没する街へ

村上リョーケン

乾いたアスファルト貼り付いた

誰かのブルース 琥珀色

コンクリートの屋根 沈むおひさま

ガタゴト音を立て 追いかけてく

巡る車窓の流れ 繰り返す出会いと別れ

過ぎ去った日々はスライドショーみたいだ

額縁の中 色褪せてく

錆びた鉄工所の上 鱗雲泳ぐ水槽の中を

揺れる高架下 人の営み

陽だまり浴びて続いてく

青年 箱の中にふと一息吐けば

波打ち風 トタン屋根を抜けて

近鉄列車が運んでゆく

少しだけ慣れた顔して

少しだけ自由なフリする

少しだけ街の歩幅に合わせ

少しだけはみ出して歩いてみる

錆びた鉄工所の上 鱗雲泳ぐ水槽の中を

湿気った風 流れに急かされ

そろそろ行かなきゃ 街は夕暮れ

時刻きざみに進む世界を乗せて

強張った心 解けたひととき

あなたの笑顔に思い馳せる

降り出す前にしたためた想いを

近鉄列車よ運んでおくれ

  • 作詞者

    村上リョーケン

  • 作曲者

    村上リョーケン

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アーティスト情報

  • 村上リョーケン

    シンガーソングライター、唄うたい 京都出身 R&B/ソウル、ヒップホップ、レゲエ等幅広くルーツミュージックを敬愛し、それらに影響を受けた楽曲群を自身はジャパニーズソウルミュージックと銘打っている。 ギター弾き語りというスタイルながら強烈にバックビートを効かせたサウンド、唯一無二の磨き上げられたヴォーカル、視覚的で鮮やかなリリックからアイロニカルでメッセージ性の強いパンチラインまでを表現する詞世界を特徴とする。 18歳でギターを始め、学生時代に村上リョーケンの名義で音楽活動を開始。 在学中にファーストアルバム "Yojohan Romance"を自主制作。 就職で大阪に移り住み、コロナ禍の中書き上げたセカンドアルバム"DIECASTOWN"をリリース。 後に仕事を辞め、車に住む旅のスタイルで日本全国のライブハウスやバー等でライブを行い生計を立てる。 旅の道中に辿り着いた北海道ニセコにて、ミュージックバー(Music Bar MINA MINA)2023/24冬シーズンの常駐シンガーを引き受ける。 店内にてほぼ毎日演奏を行いひと冬の間に受け取ったチップと経験を糧に、同年サードアルバム"奏で音"を製作しリリースする。 現在冬は北海道を拠点にしつつ、春夏秋は全国各地を歌いまわっている。

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