

いつからか
そっと君の横顔に
拭えないほどの錆が
引き攣ってしまう頬
ざらつく裏側
寄る辺ない憂患だ
今はただ触れたくて
近付けば遠く思えて
悪戯な勘に浸かってしまうよ
どの手を握ればいい
濡れたレーヴル
宛をなくした未来像
雲の茹だった間に咲く黙
朝を前に去った香りのような
冷えた今日をまた
知ってしまわぬように
透けた手を呪って
左様なら
もう息も疚しい
傷痕がそっと
日々を慰めて
払えないほどの哀が
釣り合ってしまうの
甚だ恨めしい
遣る瀬ない黎明だ
溶け合った夜の意味だって
今となれば昏迷だ
ひとつずつ線が断たれてゆくことも
触れないままで
嘘を纏った環に咲く独
煙の中酔った光のような
淡い今日をまた
知ってしまわぬように
結末を祈って
左様なら
もう目を閉じたまま
掛け替えのない写真も
乱雑に塗りつぶされてゆく
勘違いに付き合っていたのなら
抱き寄せてよ
濡れたレーヴル
宛をなくした未来像
雲の茹だった間に咲く黙
朝を前に去った香りのような
冷えた今日をまた
知ってしまわぬように
透けた手を呪って
左様ならもう
忘れられない感覚に
まだ囚われている
嗚呼全て我儘だ
なんてわかってるよ
透けた手を握って
左様なら
もう息も疚しい
- 作詞者
陽裕
- 作曲者
陽裕
- プロデューサー
陽裕
- ソングライター
陽裕
- アダプター
陽裕
- プログラミング
陽裕

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