

君を待っていた私は
いつの日か色も香りも枯れて
今でも痛いほど愛しい記憶が離れない
噎せ返ってしまうようなセピアの中
零してきた言葉を看取る日々が
泣き腫らした窓際に凭れたまま二人を映している
振り返ってしまうから最後だとか
わざとらしく飾らず合図をして
咳払いひとつでも響かせたら灯りが脈を打つ
知らない事象分かつ思想
喉が掠れた嘘を吐くんでしょう
寄る辺ない虚しさの愛撫を
取り除くものもない患部を
汚れたままの花瓶に夜を注いで
引き延ばした今日に目を瞑っている
君を待っていた私は
いつの日か色も香りも枯れて
手を重ねる度に熱が揺らいでしまう
いつか散っていく募りは
比喩の中腐り孤独に濡れて
今でも痛いほど愛しい記憶が離れないまま
行き違ってしまうような迷路の中
落としてきた帳を笑う意味が
俯いた切り花の纏う柄と命を還してる
先回った約束が手を振るまで
告げられた言葉も水のように
苦しまず喉元を過ぎ去るから涙を探してる
知らない事象分かつ思想
喉が掠れた嘘を吐くんでしょ
寄る辺ない虚しさの愛撫を
取り除くものもない患部を
汚れたままの花瓶に夜を注いで
引き延ばした今日に目を瞑っている
君を待っていた私は
愛しあっていた二人は
いつの日か色も香りも枯れて
目を合わせる度に糸が歪んでしまう
今伝っていく淀みは
息の中迫る終わりに触れて
今でも痛いほど愛しい記憶が離れないまま
- Lyricist
Hiyu
- Composer
Hiyu
- Producer
Hiyu
- Songwriter
Hiyu
- Adapter
Hiyu
- Programming
Hiyu

Listen to Beside the Decay Binds by Hiyu
Streaming / Download
- 1
Mechanism
Hiyu
- 2
Scene
Hiyu
- 3
Claire
Hiyu
- 4
Fuite
Hiyu
- ⚫︎
Beside the Decay Binds
Hiyu
- 6
Cigar Latte
Hiyu
- 7
Missing Someone
Hiyu
- 8
Bouquet to Emptiness
Hiyu
Artist Profile
Hiyu
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