

悴んだ真冬の公園
0になったスマホの充電も
最後の一つもあげられなくなった
余計な挨拶だけ得意になった
次の日を考えて楽しめなくなった
初めて桜が怖くなった
一人吊り革掴みながら明日の生きる意味を考えて過去を振り返る余裕もない
映画のようなことは起こらなかったけど
ブルーな気持ちこそが青春の「青」なんじゃないかな
慣れてしまった煙草の匂いも
嘘になった将来の夢も
昔見てた映画で泣けなくなった
こんな世の中なら知らなきゃ良かった
酒を覚え大事なことを忘れてしまった
旅立つ人が羨ましく思えた
水面に映るビル群は綺麗だけど
光り輝いてたあの憧れは誇りを被った
誰も自分を避けない交差点で
自分は主役じゃないんだと悟ったのは遅かったのかな
汗に塗れて目の前が見えなくなった
その姿は決して醜くはなかった
映画のようなことは起こらなかったけど
ブルーな気持ちこそが青春の「青」なんじゃないか
- 作詞者
北見温大
- 作曲者
千葉玲旺
- プログラミング
北見温大

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呆れた春
Nerora
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