病みカリブ/MARIYA VICEのジャケット写真

歌詞

ブロック解除の夜

MAGIC CHAOS LAB

消したはずの名前が

まだ指に残ってる

終わったはずの夜が

また画面で光ってる

ブロックしたのは 忘れるため

見えなくすれば 平気になると

思っていたけど 静かな夜ほど

消したアイコンを 探してしまう

友達にはもう 終わったと言った

自分にも何度も 言い聞かせた

それでも眠れない 午前零時

設定画面を また開いてる

嫌いな理由は 百個あるのに

好きだった声が 一つ残る

記憶はいつも 都合が良くて

痛かったことから 薄れていく

戻らないって 決めた指で

解除ボタンに 触れてしまう

会いたいわけじゃ ないはずなのに

見えるだけで 少し安心する

理性だけまだ 機内モード

心は勝手に 接続中

消したはずなのに 名前を見れば

昨日の私が 起動する

戻りたいんじゃない 確かめたいだけ

そう言い訳して 夜を開く

終わりにしたい 終われないまま

また入口だけ 解除してる

見えるだけ

それだけでいい

話さない

たぶん話さない

解除したことを 気づかれないよう

ストーリーだけは 見ないでおく

でも更新時間 覚えてる時点で

何も終わって いない気がした

幸せそうな 写真が増えて

知らない景色に あなたがいる

胸が痛むほど 好きじゃないのに

少し寂しいが 消えてくれない

連絡するほど 弱くはないし

無視できるほど 強くもない

その間くらいを 歩き続けて

夜だけ何度も 振り出しに戻る

もしもあなたが 気づいたとして

何も送らずに いてほしい

期待したくない でも心のどこか

気づいてほしいと 願っている

理性だけまだ 機内モード

心は勝手に 接続中

閉じたはずなのに 小さな光で

忘れたふりが ほどけていく

戻りたいんじゃない 確かめたいだけ

まだ痛む場所を 見つけたいだけ

終わりにしたい 終われないまま

また入口だけ 解除してる

解除

再表示

再起動

また同じ思考

未送信

下書き

午前二時

意味ない確認

「元気?」の二文字

書いては消す

元気じゃないのは

こっちの都合

戻れば地獄

離れても孤独

分かってるのに

選べない夜

愛じゃない

執着じゃない

名前をつければ

軽くなるのに

あなたを消して

私まで消えた

そんな気がして

怖かっただけ

戻したかったのは

関係じゃなくて

あの頃の私

だったのかもしれない

一度だけ呟く

ブロック解除の夜

理性もそろそろ 接続解除

心を静かに 閉じていく

見えることより 見ない強さを

今日の私に 渡しておく

戻りたいんじゃない 戻らなくていい

好きだったことは 消さなくていい

入口を閉じて 朝を開けば

今度の終わりは 私が選ぶ

解除した夜より

閉じた朝の方が

少しだけ

私らしかった

  • 作詞者

    MAGIC CHAOS LAB

  • 作曲者

    MAGIC CHAOS LAB

  • プロデューサー

    MAGIC CHAOS LAB

  • プログラミング

    MAGIC CHAOS LAB

病みカリブ/MARIYA VICEのジャケット写真

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MARIYA VICE、デビューアルバム『病みカリブ』。

地雷系カルチャーが抱える依存、嫉妬、未読、位置情報、元恋人への執着、ブロック解除の夜を、重いデンボウリズムとダークなラテン・サウンドへ落とし込んだ全10曲。

深いサブベース、乾いたパーカッション、哀愁を帯びたナイロンギターの上で、甘い囁き、感情的な歌声、冷静なラップが交錯する。南国の明るさだけを描くのではなく、湿った深夜のリゾート、古びた白い椅子、安い香水、消えない通知、朝焼け前の孤独を音楽として切り取った。

「パラダイスよりパラノイア」「私の涙は利息つき」「地図では近い、心は圏外」など、タイトルを連呼せず、会話の中へ残るキャッチーなフレーズを各曲に散りばめている。

夜の逃避から始まり、既読、嘘、位置情報、情緒の揺れを通過し、最後は自分自身へ帰っていく。一夜の物語として構成された、地雷系レゲトン・アルバム。

Produced by MAGIC CHAOS LAB.

アーティスト情報

  • MAGIC CHAOS LAB

    MAGIC CHAOS LAB(マジック・カオス・ラボ)は、 ヴィジュアル系・アイドル・ホラー・ギャグを融合させた、 ジャンルの枠を破壊する音楽プロジェクト。 可愛いのに狂気、笑えるのに切ない、 軽やかに聴けるのにどこか危険。 その矛盾と中毒性を武器に、 一度触れたら抜け出せない“カオスな世界”を創り出す。 楽曲は単なる音楽にとどまらず、 映像、キャラクター、ストーリーと連動し、 ひとつの“体験”として展開される。 予測不能な展開、耳に残るフレーズ、 そして思わず笑ってしまうほどの振り切れた発想。 それらすべてを混ぜ合わせ、 新しいエンターテインメントへと昇華する。 TikTok、YouTubeを中心に拡張を続け、 “音楽を聴く”という行為そのものを更新していく存在。 これはただのアーティストではない。 MAGIC CHAOS LAB(マジック・カオス・ラボ)という現象である。

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