歌詞

君の声のしない僕の暮らし

元に戻っただけなのに

元通りにはならないな

ふたりで過ごした証が残る

この部屋に染み付いた

君の好きな金木犀の香り

まるで今もこれからも

そこにいるようで

いや、もう二度と

触れられないんだけどな

ひとときの感情に振り回されて

好きだと言う

素直な君を突き放してしまった

僕にはもう

連絡をする資格なんてないよ

だから

書きかけたメールを

そのまま閉じ込めた

あぁ、今日も思い出してしまう

君に会いたくなる

君のものが少しずつなくなっていた

そんなことにも気づかずに

冷たい態度をとってた

たった一つだけ

この部屋に置いていったのは

気に入ってた

君の使う金木犀の香水

出会った時から最後まで

隣にいる　ただそれだけを

そんなこともちゃんと出来なかったんだ

大人になってから出会えたら

君を離さなかったよ

そっと唇を噛み締める

ふたりがいた記憶が全て

消えてしまわないように

捨てられずに

君の帰りを待っている

あぁ、後悔するのが遅すぎたな

君に会えないよ

別れる男に

好きな花の名前を伝えていった

君となら

きっと、きっと

ずっと、ずっと

愛を抱いていられた

さよなら

オレンジ色に花を咲かす秋は

君が帰ってきてくれた

そんな気がするよ

今どこにいますか

優しくて甘い

頭に焼き付いて離れない

君の香り

キンモクセイ

あぁ、本当に僕を愛してくれた

君に会いたいよ

君に会いたいよ