歌詞

降り注いだ雨の粒が

言葉の抜け殻を滲ませる

幻のような淡い記憶に

手を伸ばしても　掴めない

指の隙間をすり抜けたもの

溶けるように遠ざかる余熱

言いかけた想いの在処を

書きかけのまま閉じられた詩（うた）

静けさが言葉になれずに

誰にも届かぬ音になる

止まった針のその先で

ただ静かに待っていたもの

ねぇ　あの日のままの僕が

心の奥で　まだ立ち止まっている

残されたままの最後の言葉が

ずっと鼓動を揺らしてる

あぁ　降り続ける雨は

涙のように頬を伝った

この場所から動けない僕を

そっと抱きしめて欲しい

The words dissolved in silence

But it echoes somewhere in me

In the rain, in the hush

Where your name used to be

忘れたふりして閉じ込めていた

戻れない喪失が　まだここにあんだ

「泣かないで」って笑って手を振ったあとで

涙がこぼれたのは今も君を

今でも君を

言葉にすれば消えてしまいそうで

何も言えずに空を仰いだ

言葉になれなかった感情が

胸の奥で静かに残ってる

交わせなかった何気ない日々

拾い損ねた　さよならのあと

君の居ないこの街に今もまだ

降り注ぐ雨

The words dissolved in silence

But it echoes somewhere in me

In the rain, in the hush

Where your name used to be

I never learned to say goodbye

So I stayed with the quiet too long

I never knew how to let it go

Still, the rain remembers you