

雨音だけが部屋を満たして
画面の光が天井に揺れてる
名前も出せないままの通知が
静かにひとつ、残ってる
あの日の言葉を再生しても
途中でいつも止めてしまう
濡れても消えないネオンの青が
窓にあなたの輪郭を描く
届かないほうが楽だって
何度も自分に言い聞かせた
なのに指先だけが正直で
既読にする勇気がない
未読のままの雨が降る
返事のない夜を歩いてる
好きだった気持ちは乾かない
この街の音だけが優しい
"まだ…"
"優しい"
コーヒーの底に沈んだ夜を
すくい上げても温まらなくて
誰かの笑い声が階下から
届くたび、少しだけ息を止める
忘れたいわけじゃないんだ
ただ、正しく置いておきたい
優しい人ほど遠くなる
そういう雨もあるよね
未読のままの雨が降る
返事のない夜を歩いてる
好きだった気持ちは乾かない
この街の音だけが優しい
"乾かない…"
泣きたいわけじゃない
ただ、名前を呼ばないで
今日という日を
濡れない側へ置くから
未読のままの雨が降る
返事のない夜もいつか止むよ
好きだった気持ちは乾かない
それでもいい、このままの雨で
"このままでいい"
"雨で"
未読のまま…
- 作詞者
HITOKOE
- 作曲者
HITOKOE
- プロデューサー
HITOKOE
- ボーカル
HITOKOE

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未読の雨
HITOKOE
既読にできないまま残した気持ちと、止まない夜の雨。届かないほうが楽だと知りながら、それでも乾かない想いを、街の音だけを頼りに静かに置いておく話。
アーティスト情報
HITOKOE
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