

窓際の三番目
君の特等席
笑い声が弾けて
教室が揺れる
私は教科書の隅
名前をなぞるだけ
おはようの一言さえ
まだ言えないままで
消しゴムを貸してあげた
隣の席の子
窓の外の野良猫に
細めた優しい目
君が何気なく振りまく
小さな光を
拾い集めては
胸に閉じ込めた
君は知らない
私の名前さえ
廊下ですれ違う
ただの景色だろう
でも私は知ってるよ
君が笑うとき
少しだけ左の眉が
上がる癖があること
放課後の夕暮れ
影が伸びていく
君が部活に急ぐ
足音が遠ざかる
何年か経ったあと
同窓会の名簿に
私の名前を見つけても
君は思い出せない
「あんな子いたっけ?」
笑って首を振る
そんな未来がくること
わかっているけれど
君の知らないところで
私は救われてた
その明るさに
何度も救われてた
君は知らない
この胸の痛みも
机の下でギュッと
握りしめた手のひら
でも私は覚えてる
君がくれた勇気
声にならない「好き」が
明日へ続くこと
これが恋だと
言わなくていい
君の記憶に
残らなくていい
私にとっては
かけがえのない
初めての痛みを
抱きしめていたいから
君は知らない
それでいいんだよ
片想いはずっと
私だけの宝物
君は知らない
でも私は忘れない
これが私の
たった一度の初恋だから
遠くで響く
終わりのチャイム
君の背中が
小さくなっていく
さよなら、
私の初恋
君は 何も知らないまま
- Lyricist
TAKETEN
- Composer
TAKETEN
- Producer
TAKETEN
- Vocals
Minna no AI-music

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You Don't Know
Minna no AI-music



