Lyric

子供のままでいたいなんて

そんな子供じみたことばっか

言っていられないよ

無駄に年を食った19歳の春

理解されたいがためだけに

吐いた正論が

僕の首を絞める

主な原因になっていて困っている

沢山褒められたくてついた嘘に

吸い寄せられてしまって

腐っていく気がしている

嫌なんだ誰か僕を助けてほしいんだ

自分で何とかするのが

大人ならなれないな

ねえ誰か

僕を見放さないでほしいんだ

きっと死ぬまでずっと

僕は誰かの何かでいたいんだ

螺旋階段は僕を置き去りに

クルクルと伸びていく

気付いたらみんな上っている

お酒をレジに持っていったら

すんなりと通っちゃって

少しだけ寂しくなる

自分でカゴに入れたのに

強いられたわけじゃないのに

タッチパネルにそっと指を重ね

苦しくなる苦しくなる

「いやなんかおっきくなったね」

っておじさんの言葉が

皮肉っぽく聞こえたのはいつから？

いつからかが

思い出せないままでいるのは

透けるほど素直な気持ち

「思い出したくないから」

掛けられた梯子に

左手を伸ばしてみるけど

誰かに見降ろされ怖くなる

つまらない友達に

笑いかけた僕はどこの誰

理解するのが大人なら

もうなってしまったよ

いつかの僕にとって

僕が誇れるようにと

今日も原付を走らせ

願っている願っている

願えど叶えられないままでいるのは

透けるほど素直な気持ち

「子供のままでいたいから」