

国が定期的に魔王討伐の勇者を選ぶ理由を
知ったのは 兄が旅立ってからだった
それは国民へのプロパガンダ
浮浪者増やさぬ、はけぐちで
その底辺が 冒険者
大々的な宣伝も 周辺諸国へのやってるアピール
国から兄を支えようと 政治を学ぶたびに知る
知りたくない真実に 心は病んでいく
国が富まぬ理由を 外に押し付けてる そんな国
私は何を変えればいい 誰の努力で何が変わる?
わからな過ぎるロジックで 考えるのをやめた
政治に関心がない? そんなことはないんだ
ただ根底が間違ってる仕組みに 参加する意義を感じない
これならいっそ ただ税金を納めて 考えずに生きたら
きっと楽なんだとわかってる
いつか現れるって願ってる
国に潜む悪い慣習を倒す冒険者
そんな願望もむなしく ただ国民と時間は浪費されていく
それでも兄が残した 言葉を辿るたびに
歪んだ世界の 片隅で 光が灯った
それは声にならない
願いが紡いだ 確かな糸
考えることをやめた私は そこにいた
絶望の底で 見つけた 真実の欠片
この国を変えるのは 誰かの勇者じゃない
無関心と諦めを 打ち破る 私自身の覚悟だ
虚ろな目で眺めてた 偽りの仕組みを
今、打ち破るのは 私の番だ
涙を流しても 傷を負っても 構わない
この国の悪法が消えるまで、ここが私の戦場になる。
もう誰も 騙されない世界へ
兄の旅立ち 無駄にはしない
偽りの魔王など 存在しない
真実の光で この国を照らすまで
- 作詞者
シナ子
- 作曲者
シナ子
- プロデューサー
シナ子
- ソングライター
シナ子
- その他の楽器
シナ子

シナ子 の“勇者の国”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
勇者の国
シナ子
何を言っているのか歌を聴いてない人は分からないと思いますが、補足するなら、兄は生きています。
アーティスト情報
シナ子
シナ子 は、日常に潜む心の機微を独自の視点で切り取り、普遍的な共感を呼ぶ歌詞とメロディで表現するシンガーソングライター。作詞後の作曲にはSUNOAIをクリエイティブなパートナーとして迎え、音楽制作の新たな可能性を探求しています。 移ろいゆく季節や人生の機微、人間関係の光と影といった多岐にわたるテーマを、時に繊細に、時にユーモラスに描く作風が特徴。特に、ネガティブな感情や日常の見過ごされがちな事象から、温かさや希望を私ならこう思う、この立場の人はきっとこんなことを抱えてる、こんな風に考えられたらいいなと…他人の気持ちはわからないけれど自分ならこうありたい、こう思うみたいなことを歌詞に落とし込んで作曲をしています。言葉遊びが好きなので歌詞に込めた遊びに気づいてもらえると嬉しいです。
シナ子の他のリリース