歌詞

紫陽花を弾き揺らし　傘鳴らす空の涙

畦道を走るバスに　君を待ってる

きっかけは

明らかな線じゃなくて　重なった絵の具だけで

気が付けば鮮明に　描かれてたみたいだ

「梅雨時で滅入るね」なんて

素知らぬ顔で言ってはみるけれど

緩みかける頬は隠していたい

今はまだ

レイニーメイトだね　雨の日だけは独り占め出来る

偶然の確信犯　言い訳ばかり上手くなっていって

手を伸ばせば　届く距離にいるって知ってても

踏み出す勇気がない　霧の向こうに

灰色の日々の中で　夏服の袖に通す

隠された感情も　暴かれそうな気がした

露にも思ってないふりして

そっと探りを入れみたくて

「雨よ続け」なんて　馬鹿みたいだけれど

今はまだ

レイニーメイトだね　雨の日だけは独り占め出来る

偶然の確信犯　言い訳ばかり上手くなっていって

手を伸ばせば　届く距離にいるって知ってても

踏み出す勇気がない　霧の向こうに

梅雨明け告げる　気象予報士の声が聞こえて

嘘だよね？　気のせい　現実から目を逸らす

空一面の天の川　織姫と彦星のように

会えなくなるなんて　ただ2人でいたいだけなのに

レイニーメイト　もう雨の日は少しずつ減って

必然の愉快犯　あざ笑ってる気がする陽射し

手を伸ばせば　届かない距離になっていく

震える手握りしめ　君の名を叫ぶよ

レイニーメイト　ねえ　晴れの日も独り占めしたい

運命の模倣犯　言い訳だけじゃ隠しきれないね

手を伸ばせば　届かない距離だったとしても

踏み出す勇気出して　虹の向こうに