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本作は、安全な斜に構えた観察席から脱却し、痛みと不条理の満ちる現実の部屋へと実存を軟着陸させる「精神の覚醒とロマンティシズムの奪還」をテーマにした、極上のシネマティック・インディーダンスポップです。過剰に整形された現代ポップスの無菌室的なスタジオ加工や冷笑的な態度を徹底的に焼き尽くし、ディスコの底流を内包したブリットポップ調の軽快な律動と、皮肉な傍観者から突如として真摯な詩人へと変異する演劇的な男性シェフィールド・ボーカルが融合。イントロの最初の数秒から、耳に残る不条理なパターン・インタラプトの乾いたシンセスタブと端正なギターアルペジオが同時に急襲し、脳内を強引に監禁します。控えめなストリングス、サビで大爆発する「in the room」という4音節の呪術的チャントの密度変化だけで胸を締め付けるダイナミズムを構築。最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。