7番線のジャケット写真

歌詞

イロナキカゼ

燕七夏

降り止まない長雨

革のブーツに染みこんだ

透明につつまれて

世界がぼやける

叫びは霧散して

迷い始める分岐点

足音ちかづいて

色のない風が吹く

紺滅のそら 夜雲のすきまで

静かに流れるエンドロール

無常にも 巡る時の中

終わりがきたことを告げるように

構わないよわたしだけが

あたりまえに置いていかれても

構わないよひとりぼっち

あたりまえがこわくてしかたがないの

乾ききった木の葉に

右手をそっと差し伸べた

脆くなってしまった

心が震える

想いは霧散して

端のほうから寂びていく

足音ちかづいて

色のない風が吹く

紺滅のそら 崩れゆく螺旋

終わりを告げたのは世界じゃなくて

かたくなに 立ち止まろうとした

怖がりで小さな自分自身

紺滅のそら 終わるエンドロール

霧が晴れるようにただ静かに

無常でも 巡る時はほら

誰の味方でもなく敵でもない

進みたくて目を開いた

イロナキカゼに追い立てられて

進めると言い聞かせた

手のひらで拭ったあたたかい涙

実りを知らせる甘い香り

冷たい切ない暗い 手で覆った視界

隙間から見えるその光景は

煌めく色づく温もりに溢れる世界

暗がりのなか電灯がひとつ

冷たい切ない暗い 濡れたコートの裾

走り出すブーツ舞い上がる木の葉

揺らめき踊る心を照らすひかりとなれ

  • 作詞

    燕七夏

  • 作曲

    燕七夏

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