Undefined happiness Front Cover

Lyric

Undefined happiness

narumina

「幸福とは何か」なんて

検索欄に打ち込む午前二時

答えはどれも綺麗すぎて

少しも呼吸していなかった

正しさばかり覚えた街で

間違える自由を失って

誰もが幸福の定義を

他人から借りて生きている

君は笑って

「それでも空は青いね」って言う

その雑な結論だけが

何故だか少し救いだった

僕らは結局

理解より先に季節を過ごしてしまう

幸福なんて

きっと証明できないままでいい

君と歩く帰り道の

沈黙がやけに優しかった

正解よりも

間違えながら触れた温度を

僕はずっと

信じていたいと思った

哲学書の余白に

落書きみたいな人生論

「生きる意味」なんてものは

後付けでも構わないだろう

夕立の匂いがして

アスファルトが夜を反射する

君は透明になりそうな声で

「寂しいね」とだけ言った

たぶん僕ら

孤独を埋めたいわけじゃなく

孤独を見つけてほしかっただけだ

名前をつけた瞬間

壊れてしまう感情がある

幸福なんて

未完成のままで光るのでしょう

足りないものを数えるより

失くしたくないものを抱えて

明日が来ても

全部忘れてしまわぬように

君の声を

少しだけ覚えていたい

人は何故

終わるものばかり愛すのだろう

永遠じゃないから

綺麗なのかな

もしそうなら

この痛みも無駄じゃない

幸福なんて

たぶん君が笑う理由だ

世界の理屈を全部

疑いたくなる夜でも

帰る場所みたいに

君の言葉を思い出す

哲学よりも

確かなものがそこにあった

透明な夕暮れに

答えだけが溶けていく

僕らはまだ

未定義のまま歩いている

  • Lyricist

    narumina

  • Composer

    narumina

  • Recording Engineer

    narumina

  • Vocals

    narumina

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