Honey Lullabyのジャケット写真

歌詞

Blue Blood

Blue Letter

夜の温度がゆっくり沈むころ、

きみの影だけが胸に残っている。

触れたはずの距離なのに、

なぜか遠くへすり抜けていく。

冷たい指先で笑うきみを、

ただ眺めていることしかできない。

名前を呼べば壊れそうで、

声より先に鼓動が乱れる。

選ばれた世界から

落ちるような感覚がする。

“Don’t cross the line”

その瞳が静かに告げている。

Blue Blood—

きみの沈黙がすべてを支配する。

ふれた瞬間から

逃げられない匂いがした。

Blue Blood—

ただの恋じゃ終われない。

きみの微笑ひとつで

夜の色さえ変わってしまう。

手を伸ばせば触れられるはずの、

わずかな隙間が締めつけてくる。

許されない甘さほど

惹かれてしまうのはなぜだろう。

静寂をまとう姿だけで

胸の奥がざわついていく。

きみの世界に踏み込めば、

もう元には戻れないと知っている。

ふたりの影が近づいて、

境目が曖昧になっていく。

“Don’t tempt me now”

きみのまなざしが熱を帯びる。

Blue Blood—

触れればすべてが試される。

誇りの奥にひそむ

甘い毒に気づいてしまった。

Blue Blood—

名前すら呼べないくらい、

この渇きが深くなる。

ひと言で崩れ落ちるほどに。

目の前のきみが

ただ静かに笑うだけで、

心がひき裂かれそうになる。

階級も理性も

ゆっくり溶けて消えていく。

それでもきみのそばで

息を潜めていたいと思う。

愛か執着かさえ

もう分からないまま。

Blue Blood—

きみの沈黙が真実になる。

許されなくても

この夜に落ちていく。

Blue Blood—

運命のように抗えない。

静かに触れた瞬間から

すべてを奪われていた。

夜が白むころ、

胸の奥でまだ青が光っている。

きみの名を呼べなくても、

この痛みで分かる——

I’m already yours

  • 作詞者

    Blue Letter

  • 作曲者

    Blue Letter

  • プロデューサー

    Blue Letter

  • ボーカル

    Blue Letter

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「Honey Lullaby」は、夜に揺れる恋の感情を丁寧にすくい上げたアルバムです。
静かなロマンスから暴走する衝動まで、すべての曲が“言葉にできない想い”を抱いています。
ダークな甘さを帯びたメロディと、胸の奥をかすめる歌詞が交差し、
静けさと熱が同時に息づくような物語が連なっていきます。

触れられそうで触れられない距離、
消えたはずなのに疼き出す記憶、
名前ひとつで揺れてしまう心。

そのすべてを、夜の空気にそっと沈めるように描いた作品です。

アーティスト情報

Blue Letter Records

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