Honey Lullabyのジャケット写真

歌詞

Rudolph’s Rebellion

Blue Letter

ひび割れたアスファルト

冷たい明かりをけちらして

僕はたったひとりで

かさぶたみたいな夜をけとばす

沈む街角のざらついたにおいが

喉の奥までしみこんでいく

サイレンよりうるさい

ルドルフが連れたバイクの鼓動

どこへでも行けるようで

どこにもつけないまま駆けぬける

ひとすじの曇り空が

僕の背中にしがみつくようだ

くだらない嘘で

君の胸をまどわせた夜が

まだくすぶってるせいで

僕はまたアクセルをにぎる

本当の強さなんて

にぎりしめたままちぎれていく

赤いライトが

いたずらに僕をからかって

サンタのくちびるより

よごれた窮屈な世界を笑う

ひと粒のためいきさえ

風にまぎれてとけていく

君が捨てた言葉の

光がまだぬけないまま

ルドルフの角がいたむほど

夜をしばきあげるスピードで

止まらない血のさざめきが

僕をさらにぎらつかせる

めちゃくちゃな歌を

ゆがんだ心で叫んで

「まだ終わらせない」って

独り言みたいな勢いでつっぱしる

くたびれた靴裏まで

今にも炎をふきそうだ

僕は僕のままで

君の眠りをゆすって

ルドルフの反撃が

ようやく始まる夜だ

次の朝がくるころには

僕の軌跡だけが細くのこる

  • 作詞者

    Blue Letter

  • 作曲者

    Blue Letter

  • プロデューサー

    Blue Letter

  • ボーカル

    Blue Letter

Honey Lullabyのジャケット写真

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「Honey Lullaby」は、夜に揺れる恋の感情を丁寧にすくい上げたアルバムです。
静かなロマンスから暴走する衝動まで、すべての曲が“言葉にできない想い”を抱いています。
ダークな甘さを帯びたメロディと、胸の奥をかすめる歌詞が交差し、
静けさと熱が同時に息づくような物語が連なっていきます。

触れられそうで触れられない距離、
消えたはずなのに疼き出す記憶、
名前ひとつで揺れてしまう心。

そのすべてを、夜の空気にそっと沈めるように描いた作品です。

アーティスト情報

Blue Letter Records

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