Honey Lullabyのジャケット写真

歌詞

Cinderella’s Smile

Blue Letter

拾われなかった靴みたいに

あなたのそばで立ち尽くしていた

誰にも見せない涙の跡が

まだ胸の奥でひっそり乾かず残っている

願いごとなんて信じられなくて

それでも名前を呼ばれるたび

小さな光が心にともって

消えかけた夢をそっと揺らした

もしあの夜もう少しだけ

強く息を吸えていたら

あなたに触れる勇気は

私にもあったのだろうか

シンデレラ

走り出したのは私じゃなく

壊れる前に守りたかった想いだった

ガラスの靴を落とす代わりに

あの日の本音を置き去りにした

シンデレラ

あなたの笑顔ひとつで

隠してきた弱さがほどけていく

戻れないと知りながら

まだ心はあなたを探している

ひび割れた鏡の前で

選べなかった言葉を数えてしまう

“平気だよ”と笑ったあの日の私を

いまなら抱きしめてやり直したい

どんな幸せも怖く見えて

一歩踏み出すたびに後ろを見た

それでもあなたの足音だけは

ずっと私の未来を揺らしていた

手放した瞬間の静けさが

今になって胸を刺してくる

シンデレラ

かがやきは一瞬でも

心に残る余熱は消えてくれない

拾われなかったガラスの欠片が

そっと胸を照らしている

シンデレラ

もう二度と願わないと決めたのに

あなたの名前が風みたいに響く

もし次の夜が来るのなら

今度こそ逃げずに向き合いたい

  • 作詞者

    Blue Letter

  • 作曲者

    Blue Letter

  • プロデューサー

    Blue Letter

  • ボーカル

    Blue Letter

Honey Lullabyのジャケット写真

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「Honey Lullaby」は、夜に揺れる恋の感情を丁寧にすくい上げたアルバムです。
静かなロマンスから暴走する衝動まで、すべての曲が“言葉にできない想い”を抱いています。
ダークな甘さを帯びたメロディと、胸の奥をかすめる歌詞が交差し、
静けさと熱が同時に息づくような物語が連なっていきます。

触れられそうで触れられない距離、
消えたはずなのに疼き出す記憶、
名前ひとつで揺れてしまう心。

そのすべてを、夜の空気にそっと沈めるように描いた作品です。

アーティスト情報

Blue Letter Records

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