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工藤静香、一世風靡ら、最近では野猿といったアイドルの作曲、編曲を手掛け、
ヒットメイカーの名を欲しいままにしてきた後藤次利!
しかしサディステッィク・ミカ・バンドやティン・パン・アレーで活躍していた
70年代の彼を知る人にとっては、後藤といえば凄腕ロック・ベーシストとしての
イメージがすぐ浮かぶに違いない。
ファースト・ソロ・アルバム『ON BASS』に収録されていた「チョッパーズ・ブギー」での名演は当時のベーシストに大きな街撃を与えている。
最近のインタビューでも「やっばり、楽器ができるってことは素晴らしいことだと思う」と語った後藤が、ベーシストとしての力量、音楽家としての個性を十二分に発揮したのが、なんと18年ぶりとなるこのソロ・アルバム。
ベース、ギター、キーボード、プログラミングのすべてをこなし、硬質でありながらカラフルな音世界を築いている。
スペクターズベースのRhythm!! プレシジョンフレットレスベースのMelody!!
力強くドライヴするビート、繊細なトーン・・・・・・緻密に計算されているようで、そこかしこに残された荒削りな生々しさ。
「ガムシャラに弾きたい気持ちが若い頃より強くなった」という本人の意識がアルパム全編に満ちている。まさしく、弾きまくり!
音楽作りを極めた職人が、ふたたびプレイヤーとしてのプロフェショナリズムを
見せつけた。後藤を知らない人にこそ、聴いてほしい。
19歳で始まったべースプレイヤーとしてのプロ音楽人生。 多くのプレイヤーとセッションを重ねた日々、バンド活動。 そして譜面も読めずに飛び込んだスタジオプレイヤーの世界。 ピアノも弾けず手探りで始めたアレンジ、そして作曲。 振り返るとすべて実践の現場が目分を緞えてくれた気がする。 気が付けば、アレンジャー、作曲家、プロテューサーなどと人から呼ばれていた。 しかし、たいして音楽理論も知らない自分を多少なりとも成長させてくのは、 いつもそばにべースと言う楽器がいてくれたからだと感じている。 自分が感じている音楽をベースで弾き、ベースからの視点で音を構築し、 この30 年以上たった今、無性に制作したくなった。 後藤次利(2003/09/24)
VITAers Records