

夜がほどけるたび
ひとつ 影が消えてゆく
呼び止める声さえ
風の向こうへ さらわれた
守れなかったものを
この胸に抱いたまま
何度 朝を迎えれば
痛みは意味に変わるだろう
もしも この手から
すべてが零れても
最後に残るものを
僕は知っている
名前を呼んで
もう届かなくても
消えないものが ここにある
命がいつか
光を失くしても
君と見た空は 消えない
さよならじゃない
そんな言葉さえいらない
僕らはきっと
見えない場所で
まだ 繋がっている
正しさを選ぶたび
誰かの涙が落ちて
救うためのこの手が
誰かを傷つけていた
それでも背を向けず
歩いてゆくのなら
この傷も過ちも
僕の名前にすればいい
たとえ この世界が
僕を忘れても
君がくれた記憶だけ
連れてゆくから
名前を呼んで
声が枯れるまで
闇の向こうへ 届くように
命はきっと
終わりじゃなくて
誰かの中へ 続いてゆく
振り返らない
だけど忘れもしない
君がいたから
僕は明日を
まだ 選んでゆける
散ってゆくものほど
なぜ こんなにも綺麗なんだろう
触れられないものほど
なぜ こんなにも温かいんだろう
もし次の世界で
また出会えるのなら
その時はただ
名前を呼んで
名前を呼んで
もう届かなくても
僕は何度でも 君を想う
命がいつか
この身を離れても
受け取った光は 消えない
さよならじゃない
約束さえもいらない
同じ空には
もういなくても
この魂には
君がいる
- 作詞者
BOW
- 作曲者
BOW
- プロデューサー
BOW
- ボーカル
BOW
- ソングライター
BOW

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CALLING YOUR NAME
BOW
文明が崩壊し、人々が少しずつ記憶を失っていく世界。
場所を忘れ、出来事を忘れ、やがて大切な人の名前さえも忘れていく。
それでも、名前を呼ぶことで繋ぎ止めようとする記憶がある。
BOWが描くDark Cinemaシリーズ、その物語の始まりとなる第1章「CALLING YOUR NAME」。
――君は消えない。
この魂には、君がいる。



