歌詞

視開いた眼に射る

未だ観ぬ艶な姿

闇夜から天満月

得た白拍子

影絵から身を震わす

求めるよう彷徨う

惑わしき罠に敢えて

絡まれるように

記憶の隅 性の欠片

吐き出す事由 さざめく四方山

先の祭りか 御巡りか

蠢く不安を待ち侘びた

意を衒い絡める

腿と舌を覆う微睡

身を捻り踠くよう

止処なく襲う指先

誘惑は奈落の底

途惑い掻き消す表情

息尽く間なく揺らされ

乞えれば焦らされ

菊を塞ぎ 汚れを負う

熾る刹那 溢れ糸を曳く

狂おしい程 責められて

断りもなしに 吐き出した

脈打ち跳ねる身体に

奔る麻痺は歓天喜地

傀儡の如く順従な神経

そして局所へと

導き罵られ愛でられ

終止する理性は

置き去りの侭

幼き頃のように哭いた

意を衒い絡める

腿と舌を覆う微睡

身を捻り踠くよう

止処なく襲う指先に

観た恍惚の表情は

煽情に濡れた愛憎

最期は全てを包み込み

果てた