Lyric

僕とあなた ふたり 雨の音

小さな屋根　夏草が揺れている

微笑むあなたの「またね」が

僕だけを置いていく

僕とあなた　ふたり　雨の音

まるで言葉を知らないみたい

もう少しでいいから

僕らを繋いでいて

離れないように漂う

僕は何度だって

今日も情けなくなる

あなたに僕の言葉で声で

伝えられるかな

溢れる言葉を結んでは解くだけで

何も言えない

臆病な僕の言葉を待っている間に

雨は街を沈めるだろう

夏草もやがて枯れ

屋根も朽ち果てたとしても僕は

雨が僕らを繋いでいるんだ今は

いつまでも

待ってはくれない

言わなきゃ

あなたに僕の言葉で声で

伝えられるかな

溢れる言葉を結んでは解くだけで

何も言えない

雨に呑まれて消えた僕は

ひとり

あなたに僕の言葉で声で

伝えられるかな

溢れる言葉を結んでは解くだけで

何も言えない

そのままでいいかい？

この先の僕がどう思ったとしても

いま僕の声で伝えよう

ふたりを繋ぐ雨も何も

いらない

僕とあなた　ふたり　雨の音