Lyric

Palette

今まで見えていた全てが偽物だったと知った

自分だけの色が見つかれば描いてみせる

「キミの大切な色は何？」

何故か答えが出ない

絞り出した絵の具が乾いて描けない

「キミの色にボクを染めてよ」

不意に言葉が出てた

ボクの色を見つけなきゃ意味が無いのに

染まるよ。弱々しい色しかないから

「違うよ。それはとても優しい色だから」

見たこともない色で願いを込めて描いてみる

少しだけ近づけた

今なら伝えられるかな

色褪せた世界は見たくない

塗り潰せ、想いのままに

全て塗り潰す黒色に染まった

楽になれた

逃げ出した先には何も無い

足掻いてみた

ボロボロの筆先が夢を描けと叫ぶ

乾いたボクの絵の具

水を与えて溶かす

真っ白な世界が広がる

色とりどりの絵の具

なんでも描いていいからさ

ボクだけの色がある

それにキミだけの色もある

色褪せた世界は無くなった

踏み出そう、心のままに