

こんな脳みそはいらない
すべて見捨てて消えたい
喚かないで 戻る日まで
六連にかけ繭るまで
こんな脳みそはいらない
すべて見捨てて消えたい
飽きもせずに同じ言葉
唱えて 遅々のセオリー
飛んでいけ 落ちるまで
そこに根を張る日まで
砕けた夜にかまけて
濃くなった模様を広げて
溢れ零れます前に今日を越えたいね
へべれけに転嫁するまで
飴玉が爛れるまで
聞きたくねぇ ほかの言葉
どうせ困難は消えない記憶の彼方
こんな脳みそはいらない
すべて忘れて寝たい
息がかかる 足を投げる
砕けた夜にかまけて
眠れ 巡れ えぐれた夢
街路樹に溶けるメロディ
それはまるで厭世酩酊で
オーデコロン くすんでいた
夢に出てきた欠片
君と同じだ
ふたりは触れた
掠れた声で霞むくらい
背中に乗せて羽ばたけ
その煌めきを散らして
砕けた夜にかまけて
濃くなった模様を広げて
溢れ零れても明日はじっと待ちぼうけ
へべれけに転嫁するまで
六連にかけ繭るまで
聞きたいものは君の言葉
皆そんな君に興味ないんだから
- 作詞者
鈴木窓司
- 作曲者
鈴木窓司
- プロデューサー
鈴木窓司
- レコーディングエンジニア
鈴木窓司
- ミキシングエンジニア
鈴木窓司
- マスタリングエンジニア
鈴木窓司
- ボーカル
鈴木窓司

鈴木窓司 の“ブラッドハウンド”を
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- ⚫︎
ブラッドハウンド
鈴木窓司
都会のざわめきに疲れた夜に、低いテンションが沁みる。
J-Popとエレクトロニクスが溶け合った「ブラッドハウンド」は、興味のある声だけをキャッチしながらも、次々と通り過ぎる情報の洪水から静かに逃避する欲求を鈴木窓司が描き出す。
BPM110のゆったりしたビートは、夜の静寂の中に潜む微かな鼓動を強調。シンセサイザーが織りなすシャープな和音構成とベースの深い響きが、打ち込みドラムとともに身体をじんわりと揺らす。ボーカルは「こんな脳みそはいらない」というフレーズで始まり、他人の期待やノイズに飲み込まれそうな心の叫びを代弁しながら、自分だけの静寂を求める旅へとリスナーを誘う。
「ブラッドハウンド」は、都市の喧騒を一歩引いて見つめ直すサウンドトラックです。TuneCoreから2025年10月16日、各種音楽ストリーミングサービスにて配信中。誰の声にも邪魔されず、自分の内側を探る夜の散歩へ――あなたもこの音の狩人になり、自分だけの静寂を見つけてみませんか?
アーティスト情報
鈴木窓司
鈴木窓司(すずき そうし)はインターネット上で活動しているアーティスト。4月12日生まれ。理系。 中学時代に音楽を始め、次第に作曲に触れる。 人肌のような温かさをもつ音楽を目指して活動している。 2023年より活動を開始し、2月に初音源となるアルバム「branch」、6月にシングル「槿花一朝」、7月に「カプセルトイ」といった楽曲を配信し、それぞれの楽曲は異なるアプローチによって制作されている。 最新曲「Babycall」は緩やかなテンポにループするコード進行の中で展開される、ひとりでのくだらない瞬間を切り取った歌詞とメロディは、統一感と遊びのバランスが絶妙である。 また、ジャケットイラストは鈴木本人が初めてデジタルのみでのデザインを手がけた。
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