Lyric

始まりは 深い霧が立ち込める

暗い朝のことさ

僕を見つめる青い瞳は

静かな海のようだった

君の頬に光る

美しい宝石が欲しいよ

僕に聴かせて

君の好きな場所のことを

語り合おう

君はこの森に来てはいけないよ

だけど少しだけ

もう少しだけ話がしたい

君の握る その花だけが知る

昔話をするのは苦手だけど

聴いておくれ

ある日 一人の少女が

この森に迷い込んだ話さ

二人で歌って踊った

少女は笑っていたな

僕は彼女の髪に

綺麗な花を挿して 微笑んだ

初めて恋をした この僕が

でも少女は

この森に来てはいけなかった

それでもあの時 僕は

君が好きなんだと…

あぁ、そろそろ話は終わりさ

君は帰らなければならないよ

霧が晴れてしまう、早く

狐が案内してくれるよ

サネカズラの道を行けば

きっと…