Waldenのジャケット写真

トラックリスト

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「私が森で暮らしてみようと心に決めたのは、人の生活を作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に、じつは本当には生きてはいなかったと知ることのないように、生活が私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。」ー Henry David Thoreau - Walden(1854)

アメリカノンフィクション文学の最高傑作「Walden-森の生活」から着想を得て制作された音の結晶が投げかける、生きる事への問い


ドイツ人音楽家、Jochen Tiberius Koch (ヨッヘン・ティベリウス・コッホ) の1stフルアルバムをリリースします。
今作はアメリカの作家・思想家であるHenry David Thoreauによる回想録「Walden-森の生活」からインスピレーションを受けて制作されました。「Walden-森の生活」はHenryが体験した2年余りの森の暮らしを一年に凝縮して書いたものであり、Henryはそこで出会った自然を生き生きと描き、一方で痛烈な文明社会批判を述べて生きることの真髄を説いています。

ヨッヘンは今までにスペーシーなシンセサウンドが特徴的なEPを「Autumn Of Pækward」名義で2作品自主リリースしており、それ以来の作品となる今作「Walden」では、前作に通ずる部分は要所で垣間見られるものの、クラシカルな要素が強く、アンビエント・エレクトロニカをバックに漂わせながらピアノや管弦楽器の優美な音色が静謐さの中に情念をもたらし、Henryの描く哲学や自然への歓びがヨッヘンなりの解釈を通して奏でられます。

「the bean-field」では映画監督であり俳優、そしてナレーターとして活躍したDieter Bellmannによる朗読が印象的です。ヨッヘンは Dieterのことを『彼の声は暗くて儚く、「Walden」を語ってもらうには完璧である。』と述べていますが、その厳かで重厚な声が作品の中へ私たちを誘います。「the ponds」ではピアノのアルペジオとWilly Sonの澄んだ歌声による見事な調和がウォールデン池に響き渡ります。「brute neighbors」はManfred Kroogの囁くような言葉と共に、弦楽器の重なりが秋を感じさせる哀愁を漂わせます。そして最後の曲となる「spring」ではFräulein Lauraの天から降り注ぐような歌声が、森に暖かい春の兆しを感じさせます。アルバムを通して季節の移り変わりが織り成す自然美を、ウォールデン池のほとりに想いを馳せながら、自然と渾然一体となる幸福感をきっと感じることができるでしょう。

過去ランキング

Walden

Apple Music • クラシック トップアルバム • インドネシア • 26位 • 2023年4月28日 Apple Music • クラシック トップアルバム • ドイツ • 97位 • 2021年1月26日 Apple Music • クラシック トップアルバム • 台湾 • 160位 • 2023年6月8日

winter animals

iTunes Store • クラシック トップソング • ベルギー • 13位 • 2020年4月19日

アーティスト情報

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