Lyric

午後の焦燥、海岸線、止めどない日々

巷は徐々に青が流行り出す

君に送った歌は空を切る

< 演奏 >

余りにも代わり映えしない

細波のような人生の中で

戻りたい過去もない

褪せた青でも

群れを成せば藍になってゆく

君といた日が歪んでゆく

きっと、青春は蜃気楼

不特定多数のまやかし

等身大じゃあ掴めない虚像の藍

捨てる気になれない

記憶が邪魔をするから

書き足していよう

どうか、どうか、藍よ永遠に

< 演奏 >

青と藍の境界線、悩める日々

どうにでもなれ、心配は要らない

青春はどうせ、巻きで終わってゆく

綺麗なだけの歌詞は

誰の記憶にも残らないの

粗さのない言葉は

いくら叫べど響かない

波の音まで歪んでゆく

きっと、青春は蜃気楼

誰かが描いた創作

遠くからしか見られない虚像の藍

大事なものほど

失くすようにできているから

手放していよう

どうか、どうか、藍よ永遠に

< 演奏 >

好都合に曖昧な思い出は

サビしか知らないカラオケのよう

欠けた記憶さえも

藍の存在証明であれ

光れ、光れ

光れ、光れ

きっと、青春は蜃気楼

上書きの憧憬

思い出補正で美化されていたんでしょう

好きになった歌も忘れてしまうかな

嗚呼、今日が暮れてゆく

青春は今も此処にあると

夜になってから気付いた本当の藍

今宵見た奇跡を

忘れはしないよ永遠に

海より青く

光っている君はノクチルカ

今年も夏が来る

< エンディング >