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杵屋佐喜による長唄新曲食べ物シリーズ第2弾は、「コロッケの唄」!

長唄は、江戸時代の流行歌のひとつで、歌舞伎の伴奏音楽として発展してきた三味線音楽です。
国内外の歌舞伎公演やコンサート、邦楽界を中心に多方面で活躍中の三代目 杵屋佐喜(きねやさき)は、2017年、ピコ太郎「PPAP」の国立劇場版「PNSP」を唄い、世間で話題沸騰となりました。ケレン味と格調高い長唄が融合されたその楽曲PVは、Youtubeにおいて300万回の再生数を超えました。そして、江戸時代のJーPOPということをテーマに、幅広い世代をターゲットに長唄を「もっと面白く!分かりやすく!親しみやすく!」邦楽の魅力を発信していきたい意思で、杵屋佐喜は長唄による新曲:食べ物シリーズの制作を始めました。


2020年4月1日、Youtube内に「杵屋佐喜チャンネル」を開設。
第1弾は、“カレーライス“をテーマにした長唄の新曲『カレーライスの唄』MVの配信をスタートしました。
日本の国民食とも言えるカレーライスは、本場インドから日本で独自の発展を遂げ、いわゆる“おふくろの味“として、幅広い世代に親しまれています。そんなカレーライスのもつ魅力を佐喜らしく引き出し、自身の作詞・作曲によって独自の世界観を作り上げ、可愛らしくあたたかみのあるアニメーション作品となったMVは、おかげさまで2021年5月、NHK-Eテレ「にっぽんの芸能」にてフルバージョンで放送されました。

そして、第2弾は『コロッケの唄』です。
この楽曲MVは、子供を中心に皆が一体となって親しみ愉しめるようなダンスMVを撮影・編集しました。


今後も、江戸時代から続く長唄の家元の系譜を継ぎ、先人たちの偉業へ敬意を払い、多くのお客様に「また観たい」と感激していただけるような作品を目指していく所存です。

杵屋佐喜コメント
「ワイフ貰って 嬉しかったが いつも出てくるおかずはコロッケー 今日もコロッケー 明日もコロッケー 是じゃ年がら年中コロッケー アハハッハ アハハッハ 是りゃ可笑しい」

大正6年、東京・帝国劇場で上演された益田太郎冠者作の喜劇「ドッチャダンネ」の中で歌われ、その後浅草オペラ、佐々紅華作「カフェーの夜」の挿入歌として一世を風靡した『コロッケー』という曲の一節です。

『コロッケの唄』を作るにあたり、日本における洋食の歴史を調べてみると、この歌が大流行した当時の様子や、作者の想いにも触れることができました。資生堂パーラー、改良軒、チョウシ屋、よし田など・・・今の時代に美味しいコロッケを食べられるのは、沢山の人のおかげさま!
そんなオマージュも込めて、今作では大名からコロッケを作れと命じられた太郎冠者が楽しくコロッケを作る様子を、長唄のもつポップな要素を全面に、編曲・振付も加え、ダンスナンバーとしても多くの方に楽しんでいただける楽曲に仕上げました。
コロッケコロコロすっころりん!さぁみんなでコロッケダンス!

アーティスト情報

  • 杵屋佐喜

    三代目 杵屋佐喜 長唄・唄方。昭和58年(1983年)東京生まれ。 江戸時代より続く長唄佐門会家元・七代目杵屋佐吉の次男。 6歳で国立大劇場にて初舞台。 唄を人間国宝・杵屋佐登代、今藤尚之、三味線を祖父・五世杵屋佐吉、田島佳子の各師に師事。 玉川大学文学部芸術学科、声楽専攻卒業。 声楽を藤原歌劇団テノールの市川和彦に、ピアノ・作曲をピアニストの仲野真世に師事。 第11回アジアクラシック音楽コンサート新人賞受賞。 平成14年(2002年)父の前名である佐喜の名を三代目として襲名。
現在、長唄の唄方として国立劇場、歌舞伎座など、全国各地の演奏会、歌舞伎、日本舞踊公演、NHK『にっぽんの芸能』『ラジオ深夜便』等のテレビ、ラジオに出演多数。 「市川海老蔵 Grand Japan Theater」ニューヨーク・カーネギーホール公演、「平成中村座スペイン公演」ほか、シンガポール、ブラジル等、海外公演へも多数参加。 全国各地で後進の指導にもあたり、音楽教科書の執筆、監修にも携わる等、長唄の普及活動にも積極的に取り組んでいる。 2014年日本コロムビア「和風ビートルズメドレー」発売。 2017年1月、自身が唄うピコ太郎の国立劇場版PPAP「PNSP」がYouTubeで300万回再生を越え、アメリカのCNNほか国内各メディアにも取り上げられるなど大きな話題となった。 2017年四世杵屋佐吉作曲三絃童謡集「三味線でうたおう!子どもと楽しむ長唄童謡~CD付~」 2022年『長唄ピース 杵屋佐喜編』を出版。 一般社団法人長唄協会会員。 母方祖父は『七人の侍』等で知られる映画俳優の木村功。

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Saki-Chan@Saki Kineya