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本作は、日本の不朽の童謡を、1990年代の英国を席巻したブリットポップ/インディー・ロックの熱量で大胆に塗り替えた一作です。
パンチの効いたドラムと、ジャリついたテレキャスターのパワーコードが、迷子の子猫を前に右往左往する「おまわりさん」のパニック状態を、スカッとするような疾走感とともに描き出します。
最大の見どころは、原曲の「困ってしまってワンワンワワン」という愛らしいフレーズを、現実逃避寸前の労働者階級の叫びのように解釈したブリッジ・セクションです。生意気で少し投げやりな男性ヴォーカルが、混沌としたガレージ・サウンドの上で「どうすればいいんだ!」と吠える姿は、まさに2000年代前夜の自由で少し壊れたロックの空気そのもの。2026年の今、あえてこの「不器用な正義感」を爆音で鳴らすことの意味を問いかける、最高にキャッチーなアンセムです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。