歌詞

切り分けた時を眺め

それぞれのモノクロ写真　色を付けて

しがんでた煙草を見つけるたび

切なくもなる　何度となく

落ちてく星　流れる街　春の夜道

いつかの歌　癖のついた　声が染みついた

既に溶けて　離れなくて　私になって

消えない想いばかり

すれ違う人波のなか

わずかな面影探してる

どんな言葉も哲学も

かすかに心をなでるだけ

穏やかな日暮れとともに

その声が聞こえるようで

何もない私を一人

特別に変えてくれたあなた

長すぎた時を眺め

事細かにより分けて　色を付けて

こだわりの安い酒　苦いだけ

ただの惰性で　続けてるだけ

ただ宇宙に　漂ってる

船の中の

プラスティックの　箱の中の

水滴のように

安らかさと　ありきたりの

海に浸り

ゆるりゆるり流れる

あふれてる声の中でも

ただ一つ聞き分けられた

どんな教えもつながりも

かすかに炎を揺らすだけ

すれ違う人波の中

わずかな面影探してる

どんな言葉も哲学も

かすかに心をなでるだけ

穏やかな日暮れとともに

その声が聞こえるようで

何もない私を一人

特別に変えてくれたあなた

何度かの区切りの果てに

また一つ章を増やして

煩いほどに散らかってる

すべてのページが愛しくて