苔りのジャケット写真

歌詞

苔り

野焼きの匂い

とろけそうな声と 泳ぐような香り

嗚呼見せて 私もっと 憂う底に沈めるように

お道化て 腐敗してしまいそう

会いたい あなたがいい

白い首筋 滲む指

そりゃそうだ あんたも変わっちまうよな

えいっとせいっと剆

大丈夫 もうすぐ嫌いになれる

左様ならば 虚仮にはされず

朝露で湿気った夜も 南無阿弥陀仏

これで仕舞いだ

今宵一二三で 夜流す祭り

嗚呼ひらく笠の下 魅せられるのよ灯り紅

今にもほつれそうな夢と その鬢が愛おしい

非凡な才に惹かれ 切り刻む

そこから出た赤出汁 その温度

見とうもない 詞並ばす

底から出た垢だし この音頭

殺しては育つ煩悩に バンコマイシン

それでもか うんと断念した求不得苦

感無量の業

痛いくらいわかるんだ

あんたの声が先に歌った 悪くはない

でもあんたのせいだ どのくらい泣いた

その湿度が 俺を苔す

踊り狂った町 なぜ逢えぬ

夜露か唄で 濡れる帯

あそこよ とチクった涼風

どこまで滑稽に 色香に惑う

嗚呼もう 夢と知る

この詩が届きますように

この死は貴方に根を張る

とろけそうな声と 泳ぐような香り

嗚呼嫌だ もう堕ちたから

踊る姿は見せないで

おわらない 妬み暗く叫ぶ

湿り苔れ この想い

除虫菊 箪笥の抽斗 磨硝子 居間

野焼きの匂いが Bounce

あのね あの日から あの歌でね

朝日を恐れなくなった苔の

いつかみた夢を燻した煙

一緒に舞うなんて どうやったって無理

わかんないぜ よろしく来世

また存在しない 懐かしさを噛む

  • 作詞者

    野焼きの匂い

  • 作曲者

    野焼きの匂い

  • プロデューサー

    野焼きの匂い

  • ボーカル

    野焼きの匂い

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